2020.01.16
補聴器は両耳装用が基本です。
片目で見ると視野が狭まり遠近感が分かりません。同様に、片耳で聞いても、音の広がりや方向感は分かりません。目も耳も二つあることにはちゃんと理由があるのです。だからこそ、補聴器の両耳装用を推進しています。
【両耳装用のﾒﾘｯﾄ】
①自然な聞こえ
②騒音下でも聞き取りやすい
③片耳装用時ほど音量を上げなくても良いので疲れにくい
④音の方向感が得やすい
両耳装用だと方向を捉えやすい
両耳に音が入るので、聞こえの範囲が左右に広がり、音の場所を捉えやすくなります。
音の場所を捉えやすくなります。音の方向がわからないと道路沿いを歩行中などに危険性が高まります。
両耳装用は満足度が高いという事実
両耳装用は様々な環境において満足度が高い事が判明しています。
言葉の聞き取り能力の予防・改善
片耳装用だと、補聴器をつけていない方の耳は、言葉の聞き取り能力が次第に衰えていく場合があるという研究結果があります。
欧米では補聴器の両耳装用が基本（約7割～8割）。しかし日本ではまだまだ少ないのが現状です（4割）。
確かな聞こえのために、両耳装用をおすすめします。
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