2020.08.05
私たちは耳で聞こえたとおりに音を感じていると思っていますが、実際には「脳」が解釈した音を聞いています。
◆音を聞いているのはじつは「脳」です。
私たちは「犬」の絵を見ると「犬」と理解できます。では、犬に犬の絵を見せたらどうでしょう?犬と認識して、シッポを振るでしょうか?じつは私たち人間の脳は、物事をパターン化し、信号として認識しています。だから犬の絵が単なる線ではなく犬に見えるのです。声の高い人、低い人、しゃがれた声の人などに音響的には違うがあっても「あ」は「あ」と認識できます。これは頭のなかにいくつもの引き出しがあり、声や言葉のパターンからそこに整理して音をいれているためです。
ところが、聞こえが悪くなると脳に届く音の情報がすくなくなるため、このパターン化が難しくなります。今聞こえた音を「あ」の引き出しに入れるのか「は」の引き出しに入れるのか判断が難しくなり、さらに時間がかかるようになります。耳は単に音を電気信号として変換して神経に伝えるだけの器官で、じつは音を聞いてそれを理解しているのは脳なのです。
◆脳は訓練すれば聞き取りがよくなります。
音を信号化して聞くためには、元となる記憶の引き出しが脳になければなりません。これは、犬を知らない人が犬の絵をみても、犬と理解できないのと同じです。まずは脳を訓練することが大切です。
聞こえてきた音は、常に脳内の辞書と照らし合わせが行われています。脳の神経回路は、この照らし合わせが繰り返すほどしっかりしたものとなります。ですから、何度も聞いている音や声はしだいにききやすくなってきます。外国語などもしだいに聞き取れるようになってくるのは、神経回路がしっかりしてくるからです。
補聴器をつけた当初は音に違和感があったりしても、音の情報量は増えていますので、脳が学習や経験を積むことでしだいに音を分析してそれがなんの音かを判断できるようになります。それにしたがって補聴器も役に立つようになっていくのです。
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