2020.11.11
補聴器の価格のお話
ひとくちに補聴器といっても形状や機能など選択肢は豊富にあります。よりよい聞こえを実現するために、テクノロジーも日々進化していおり価格も様々です。主に価格の差には機能と形状の違いにあります。
補聴器の「形状」による価格の違いと「機能」による価格の違い
補聴器の価格の違いには、先ずは「形状」の違いがあります。形状といっても補聴器の大きい、小さいではありません。一昔前のように、小型だから高い、大きいいから安い、というようなことは昨今の補聴器の価格事情にほとんど影響がありません。昨今では、耳に掛けて使用する「耳かけ型」なのか、耳の穴の形に合わせて作るオーダーメイドの「耳あな型」なのか、トランジスタラジオのように使う「ポケット型」なのか、電池の交換が不要な「充電式」なのか等の４タイプの大別できます。
次は、「機能」の違いです。機能には各メーカーによって様々特色がありますが、基本的には、音質がより自然に聞こえる機能、雑音を抑制し会話音を強調する機能、環境に応じて自動的に最適な音質に合わせる機能、スマートフォン等と連動する通信機能等、様々な機能があります。これらの機能が多く搭載されているかいないかで価格の違いが生じます。
これらの違いを踏まえてると、片耳価格５万円から５０万円と幅広い価格帯が存在します。一般的には「耳かけ型」で片耳価格１５万円から２５万円前後。「耳あな型」で片耳価格１０万円から２５万円前後、「ポケット型」では４万円前後、「充電式」は片耳価格２０万円前後（充電器付き）の補聴器が選ばれています。
主要メーカー別の補聴器の価格帯＆バリエーション（補聴器は非課税です）
どのメーカーにどんなタイプの補聴器があって、値段はどのくらいするのか？
■シグニア補聴器（ドイツ）
【耳かけ型】 片耳価格５万円から５１万円
【耳あな型】 片耳価格１１万円から５３万円
【ポケット型】 取り扱いなし
【充電式】 片耳価格２２万から５５万円（充電器付き）
■リサウンド補聴器（デンマーク）
【耳かけ型】 片耳価格５万円から５１万
【耳あな型】 片耳価格９万円から５２万
【ポケット型】 ４万円から６万円
【充電式】 片耳価格２１万から５６万円（充電器付き）
■オーティコン補聴器（デンマーク）
【耳かけ型】 片耳価格１０万円から５０万円
【耳あな型】 片耳価格１０万円から５０万円
【ポケット型】 取り扱いなし
【充電式】 片耳価格３０万から５５万円（充電器付き）
■フォナック補聴器（スイス）
【耳かけ型】 片耳価格８万円から５６万円
【耳あな型】 片耳価格９万円から５５万円
【ポケット型】 取り扱いなし
【充電式】 片耳価格２７万から５５万円（充電器付き）
■ベルトーン補聴器（アメリカ）
【耳かけ型】 片耳価格５万円から４５万円
【耳あな型】 片耳価格１０万円から５２万円
【ポケット型】 取り扱いなし
【充電式】 片耳価格２２万から４７万円（充電器付き）
■ユニトロン補聴器（カナダ）
【耳かけ型】 片耳価格８万円から４８万円
【耳あな型】 片耳価格１３万円から４８万円
【ポケット型】 取り扱いなし
【充電式】 片耳価格１６万から４６万円（充電器付き）
■ワイデックス補聴器（デンマーク）
【耳かけ型】 片耳価格８万円から５７万円
【耳あな型】 片耳価格１２万円から５２万円
【ポケット型】 取り扱いなし
【充電式】 片耳価格２２万から６０万円（充電器付き）
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