お知らせ

2021.09.22

正しい補聴器選び ♯13「耳鳴りと補聴器」

一般的に難聴の人には非常に高い確率で耳鳴りが起こります。また、耳鳴りがある人には聴覚過敏も多く見られるといわれています。

 

 

耳鳴りはありふれた現象ですがときに危険なものもあります。

 

耳鳴りは珍しい現象ではありません。人口のおよそ1割に、高齢者では3割近くの人が耳鳴りを感じているといわれています。なかにはとてもつらい耳鳴りのため生活に支障をきらしている人も4%ほどいるといわれます。

耳鳴りにには本来ない音が耳や頭の中から聞こえてくるのでとても不安になります。では耳鳴りがあることが何かの異常をしめすものかというと、必ずしもそうではありません。普段は耳鳴りがしていない人を無響室という音の無い部屋に入れると、しばらくしてほとんどの人(94%)で耳鳴りが聞こえてきたという研究もあります。

ですから、耳鳴りがあるかといってそれだけで異常なわけではありませんが、なかには脳や聴神経に腫瘍ができているなど怖い病気の場合もあります。放置しておいてもよいかどうかは自分で判断せず、まずは耳鼻咽喉科の医師に診てもらいましょう。

 

 

耳鳴りは耳の障害に脳が反応することで起きることがあります。

 

 

耳鳴りは、その名前のとおり耳で鳴っていると考えがちです。しかし最近では、耳鳴りの音は脳で作られていると考えられています。耳鳴りの原因で一番多いのは内耳の障害によるものといわれています。内耳は、ちょうどラジオのアンテナのように音を感じとっています。脳はラジオの本体にあたるとイメージしてください。ここで、ラジオのアンテナが壊れると電波を受けられなくなり、ザーザーという雑音が流れるようになりますが、この音を作っているのはラジオ本体です。

耳鳴りもこれと同じです。難聴になり耳から信号が少なくなると、脳がそれに反応して音の感度を上げようとし、そのうちに耳鳴りの音の回路が脳にできてしまうといわれています。

実際、耳鳴りの音色を調べてみると聴力が低下している部分と一致していることが多く、耳から入る音の情報が少なくなったことを補うように耳鳴りの音が発生してしまいます。もちろんラジオ本体の異常でも雑音を発生するのと同じように、脳自体に異常があっても耳鳴りは発生するといわれています。

 

 

耳鳴り治療には音響、心理、薬物療法が行われています

 

耳鳴りには多くの治療法があります。けれども、どの治療においてもまず初めに必要なことは、自分の耳鳴りについて知ることです。さらに耳鳴りのメカニズムを理解することが大切です。そのうえで行われる耳鳴りの治療法としては、音響療法や心理療法、薬物療法があげられます。

音響療法は、音を利用します。耳鳴りは静かなところだといっそう気になり、まわりがうるさいところでは消えてします、あるいはあまり気にならないという現象があります。そこで、音を使って耳鳴りが気にならないようにさせる方法です。

心理療法は、最近では認知行動療法が主流といわれています。これは、耳鳴りに対する正確な知識を得ることで不当な恐怖や不安を取り除き、正しい対処法を学ぶというものです。ほかにも各種リラックス療法の指導やカウンセリング療法が行われています。

薬物療法は、残念ながら確実に耳鳴りを消す、あるいは小さくするというものはないといわれていまが、耳の血流の循環を回復させるビタミン剤がよく使われています。不安や気分の落ち込みが強い場合には、抗不安剤や抗うつ剤などが使われることもあります。また、眠れない場合は睡眠薬を服用することもありますが、依存にならないよう注意が必要といわれています。

 

 

補聴器を使うと耳鳴りが楽になるという報告があります

 

難聴の人の50%から70%の人が耳鳴りを抱えているといわれています。難聴の人にとって耳鳴りは無視できない現象です。しかし幸いなことに、補聴器は耳鳴りを軽減する効果があるという報告があります。それは次の理由によると考えられています。

 

①声や音がよく聞こえるようになり、結果として耳鳴りによる聞こえにくさがなくなる。

②耳鳴りは耳から音が十分入らなくなることで脳神経が敏感になり、その結果起こると考えられていますが、補聴器で音が入ることにより脳神経の異常な活動性が抑制される。

③外部からの音のほうが耳鳴りよりも快適なためイライラがなくなる。

④環境音が入る結果、耳鳴りに対してマスキング(ある音をほかの音で覆う)効果が得られる。

 

こうしたことから、一般的には補聴器をつけると耳鳴りが楽になる場合があるようです。※効果には個人差あり。

 

 

サウンドジェネレーター(耳鳴り治療器)とは?

 

耳鳴りの治療法として音響療法があります。まわりが静かだと耳鳴りはいっそう気になりますが、音があるところではコントラストがなくなるせいで耳鳴りが気にならない、あるいはもっと大きな音があるところでは耳鳴りは消えてしまいます。

音があることで耳鳴りを楽にする、あるいは耳鳴りに対して脳が反応しにくくさせるために適切な音を持続的に耳に入れるという治療が行われています。サウンドジェネレーター(音響発生装置)はこのための機器です。一見すると耳かけ型補聴器のようになっており音を大きくする機能は付いておらず、ホワイトノイズなどの音がでます。

 

 

耳鳴り治療機能の付いた補聴器もあります。

 

耳鳴りに対しては補聴器だけでもある程度の効果がある場合もありますし、サウンドジェネレーターで音を出すことも有効です。ところが、これまで難聴の人がサウンドジェネレーターを使おうとすると補聴器を外して付け替えなければならず、同時に使うことはできませんでした。しかし最近では、補聴器メーカー各社より耳鳴り対応補聴器が出ています。これは耳鳴り用の音(サウンド)も出すことができる補聴器で、音を大きくする機能と同時に耳鳴り用サウンドが出るため、取替えて使う必要がありません。サウンドも通常のノイズだけではなく、波のような音を出すことができ、より聞きやすいものになっています。プログラムを切り替えることで補聴器だけとして使うことも、サウンドだけを出すことも可能です。補聴器メーカーの中にはノイズ以外にフラクタルトーンというオルゴールのような音が流れる機能が付いたものもあり、補聴器、ノイズ、音楽を自由に組み合わせて耳鳴りに最適な音の環境を作ることができます。

 

 

耳鳴りに対応した補聴器はこれからも新製品が出てくると思われますが、補聴器販売店では耳鳴りに対する相談、治療、サウンドジェネレーター機能の調整はできません。必ず医療機関で行ってくだい。なぜなら、耳鳴り治療は医療行為にあたるので医療機関(耳鼻咽喉科)の管理下で使う必要があるからです。まだ対応できる医療機関は多くありませんので、各種補聴器メーカーに問い合わせください。

 

耳鳴り対応補聴器取り扱いメーカー

 

シグニア補聴器

https://www.signia.net/ja-jp/blog/local/ja-jp/how-to-treat-tinnitus-with-signia-hearing-aids-part-1/

 

ワイデックス

https://japan.widex.com/ja-jp/hearing-loss/tinnitus

 

GNリサウンド

https://www.resound.com/ja-jp/hearing-loss/tinnitus

 

 

 

補聴器のご相談は、札幌の認定補聴器専門店クラーク補聴器までご相談ください。

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