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2022.09.06

正しい補聴器選び ♯15「スマートフォン対応補聴器とは?」

正しい補聴器選び ♯15「スマートフォン対応補聴器とは?」

 

スマートフォンと接続することで補聴器がとても便利になります。

 

 

 

ここ数年で多くの補聴器メーカーからスマートフォンに対応した補聴器が発売されています。

補聴器の必要な人のうち、スマートフォンを使いこなせる人の比率はまだまだ少ないのですが、これからますます多くの補聴器がスマートフォンとつながり便利になっていきます。

現在流通しているスマートフォンのOS(制御方法)は主に2種類で、1つはアップル社が出しているiOSでスマートフォンはアイフォーン(iPhone)という機種になります。もう1つはアンドロイドと呼ばれるものでアイフォーン以外のほぼすべての機種が該当します。

補聴器の対応もこの2種類のOSによって異なっています。アイフォーンはもともと補聴器に対応したモードが設定されています。したがって補聴器とは相性がよく、通話や音楽などを中継器なしで聞くことができます。

一方アンドロイド系のスマートフォンでは通話を聞くためには中継器が必要でしたが最近は新しい無線規格を使って直接に通話のやり取りができる補聴器も出てきました。機種によってスマートフォンでできることに違いがあります。

 

 

スマートフォンが変える補聴器の世界

 

 

 

スマートフォンと連携することで補聴器には無限の可能性があります。例えば、スマートフォンが補聴器の状態をチェックして、異常があれば補聴器メーカーや販売店に自動で報告してくれる機能。逆にスマートフォンの管理を補聴器からできるような機能。例えば「マナーモードに変更」や「目的地までの道のりを案内する」などといったことを、補聴器のマイクを通じてスマートフォンに指示。そのほかにも、「今何時?」と聞けば「6時20分です」などと答えてくれる。いちいちスマートフォンを取り出さなくても補聴器だけで用が足りてしまいます。補聴器に体温や心拍センサーをつけることで(鼓膜はこれらを測りやすい場所です)健康管理をする機能もあると便利です。聴力を補う「補聴器」としての範疇を超える進化が期待だれます。

 

 

 

スマートフォン対応補聴器ではこんなことができる!

※補聴器やスマートフォン・アプリによって性能がことなるます。

 

 

①とてもはっきりと電話の声が聞き取れる

 

 

電話の呼び出し音や相手の声を直接補聴器に入ってくるので明瞭に聞こえます。周囲がいくらうるさくてもそれに邪魔されず聞き取れます。電波が補聴器に届くのでスマートフォン(電話機/受話器)を耳に当てて聞く必要もありません。補聴器を両耳につけていれば音を両耳できくこともできるので、いっそう聞きやすくなります。

 

 

②リモコンとして使える

 

 

 

スマートフォンを無料のリモコンとして使うことができます。従来のリモコンち違って多機能なことができ、プログラムの切り替えや音の大きさの調整だけでなく、自分で音の高さやモードなどを好みに調整することができます。もしかしたら将来は補聴器の調整はほとんどすべて自分でできる時代が来るかもしれません。

※中継機器や送信機が必要な機種もあります。

 

 

③音楽やスマートフォンアプリの音が聞き取れる

 

 

 

スマートフォンには音楽を取り込む機能がついているので、好きな音楽をいつでもステレオで楽しむことができます。スマートフォンアプリ(いろいろな機能)をダウンロードする(自機に取り寄せる)ことで、ラジオや動画、ゲームを楽しむこともできます。そのほかにもタイマー機能のアラーム音やメールの着信も知ることができます。

 

 

④場所情報によってはプログラムが自動で変わる

 

 

 

スマートフォンは現在地を知る機能(ジオタグ)がついています。これを利用して今いる場所の情報から補聴器の設定を自動で調整することができます。例えば会社や家、喫茶店など、異なる場所の調整を記録させておくと、その場所に行ったときに自動で補聴器の設定が切り替わります。移動しにはそくどを感知して自動車や電車モードに切り替えることもできます。

 

 

⑤リモートマイクとして使える

 

 

 

遠くの声や周りが騒がしい場所では、話し手にスマートフォンを持ってもらうと周囲の状況に影響されずに声が聞き取れます。逆に静かすぎる場所、例えば高級レストランや図書館などでは相手も大きな声で話すことはできません。このようなときにもスマートフォンに向かって話してもらうことで話の仲間に入ることができます。スマートフォンには録音機能がありますので重要な会話は録音しておいて後で聞きなおすこともできます。

 

 

⑥補聴器を探すことができる

 

 

 

 

補聴器使用でとても怖いのが紛失です。スマートフォンと連動することで補聴器の場所を探すことができます。補聴器が近くにあれば、補聴器との通信機能で場所を探ることができます。例えば前後左右のどちらにあるのかがわかります。通信できない遠いところにあるときには、スマートフォンと補聴器が最後に通信を行った際の位置情報がスマートフォンの地図画面に出ます。ですから最後にどこで使っていたかという有力な情報を得ることができます。

 

 

⑦遠距離サポートで補聴器の調整ができる

 

 

 

 

補聴器のアプリを使えば、自分でもある程度調整はできます。しかし、微妙な調整や自分ではできない設定などはやは販売店に行って調整などを受けなければなりません。ですが、遠隔地に住む人や移動手段に問題がある人にとって、販売店まで出かけるのは大変なことです。そこで、スマートフォンを経由し離れた販売店のパソコンから遠隔操作で補聴器の調整を行えるというのがこの機能です。

 

※詳しくはクリック→補聴器のリモート調整(遠隔調整)

 

 

⑧いろいろな家電とつながる(IoT)

 

 

 

一部の補聴器メーカーからインターネットとつながる補聴器が販売されています。IoTとは「Internet of Things」の略で、全てのものがインターネットを介してつながるということです。必要な情報が補聴器に届くだけではなく、「あの番組を録画して」、「エアコンのスイッチを入れておいて」などと口に出すだけで、補聴器がその声を拾い、AIアシスタント(iPhoneのSiriなど)を介して対応した各種機能をコントロールすることができます。ただし、現在のところ対応する機種の数は多くありません。

 

 

⑨みんなが耳に何かをつける時代がくるかも

 

 

 

これからはスマートフォンと繋がり様々な情報を管理できるイヤモン(ヒアラブル)が普及していくと思われます。現在補聴器装用への抵抗が強い方が多くいますが、みんなが(特に若い世代)つけるようになれば、補聴器ももっと気軽につけることができるようになるでしょう。大手の情報産業メーカーがヒアラブル機器を出すついでに補聴器の機能も付け加えたものを出してくる可能性があります。そうすればより安価で高機能な補聴器が手に入るようになるかもしれません。

 

 

 

 

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